Dリーグ FAN【A】

ダンスのプロリーグ「Dリーグ」のとあるファン目線での魅力発信!ラウンドやマッチの解説 / ファンとしての観戦記 / ディレクターやダンサーの関連作品紹介 etc Dリーグのいちファンとしての独断と偏見ですのでご笑覧をば。

Dリーグ22−23 チャンピオンシップ🔥 各Matchまとめ❗

ストリートダンスは、音楽と身体が一体となり、自由な表現を追求するアートの一つです。

私はDリーグを通じ、ダンスが大好きになった身ですが、本当に素晴らしいエンターテインメントであり、アートでもあると感じています。

D.LEAGUEのシーズン最後に行われるChampionshipは、その最高峰とも言える舞台で、ダンサーたちは自分たちの技術と創造性を競い合います。

今回感動の記録として、全てのチャンピオンシップのマッチの模様を詳しく見ていきたいと思います。

なおいうまでもありませんが、ひとりのDリーグファンとしての立場から書いており、完全に独断と偏見に基づく主観です。

 

FULLCAST RAISERZ vs SEGA SAMMY LUX - 1st Trial Match

RAISERZのパフォーマンス

RAISERZは、クランピングの独特のスタイルと高い技術力で知られています。彼らのパフォーマンスは、一貫して力強さと説得力を追求しており、その中でも特にフォーメーションの作り方や間の見せ方が評価されています。今回のバトルでは、その力強さが少し足りなかったように感じられました。

それでも、彼らの振り付けやユニゾンは非常に高いレベルにあり、手先や指先まで神経が通っているかのような繊細さを感じさせました。また、奥から飛び出してきたダンサーのアクセルターンは、その技術の高さを改めて示す一幕となりました。

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LUXのパフォーマンス

LUXはその見せ方のストックとアプローチの多様性で評価されています。今回、思い切って和の世界、強めの仮装をした彼らのパフォーマンスは、1ミリも隙がないと評されるほど完成度が高く、視覚的な緩急や音楽に対するアプローチが巧みに組み合わさっています。特に、手を置いて浮かび上がり、足で音を取るシーンは、その技術の高さと創造性を見事に示していました。

また、彼らのパフォーマンスは最初から最後まで目が離せないほど魅力的で、観る者を引き込む力がありました。

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1st Trial Match結果

このバトルでは、RAISERZとLUXの両チームともに、それぞれの特性と技術を最大限に活かしたパフォーマンスを展開しました。RAISERZはその独特のスタイルと高い技術力を見せつけ、一方のLUXは多様なアプローチと高い完成度で観客を魅了しました。

ダンスバトルは、ただ単に技術を競うだけではなく、自分自身の表現力や創造性を試す場でもあります。それは、音楽と身体が一体となり、自由な表現を追求するアートの一つであり、その中でもダンスバトルはその最高峰とも言える舞台です。RAISERZとLUXのバトルは、その醍醐味を見事に体現していました。

RAISERZのパフォーマンスは、一貫して繊細さと同居する力強さと説得力を追求しており、その中でも特にフォーメーションの作り方や間の見せ方が評価され、見事に競合セガサミールクスに勝利という結果となりました。無冠の帝王と言われるセガサミーは、3年連続でチャンピオンシップに進出するも、無念の敗退となりました。

私はRAISERZに投票しましたが、本当にどちらも素晴らしい作品だったのひと言です。

LIFULL ALT-RHYTHM vs KADOKAWA DREAMS- 2nd Trial Match

今回特に目を引いたのが、LIFULL ALT-RHYTHM(アルトリズム)とKADOKAWA DREAMS(角川ドリームス)の対決でした。それぞれのチームが持つ個性と技術が見事に融合したパフォーマンスは、観る者を魅了しました。

個人的には、このマッチがChampionshipのなかでももっとも心に残るものとなりました。(アルトリびいき、カドカワびいきですが…)

LIFULL ALT-RHYTHM

アルトリズムのパフォーマンスについてですが、彼らの特徴的なのはその躍動感と音楽への乗り方でした。和風のスタイルを取り入れた振り付けは新鮮さを感じさせ、ユニゾンの部分ではその揃い具合が素晴らしかったです。特に、calinさんのソロパートは目を見張るものがあり、その音楽的な部分も民族的でありながらも未来的な要素を含んでいました。

試合の結果としては敗退してしまったものの、そのクリエイティブな作品作りの能力は評価され、今後の活躍が期待されました。もう一つクリエーション的なインパクトのあるダンスの部分がもう少しあっても良かったとの意見もありました。

それでも彼らのパフォーマンスには品格があり、動きの中には独特の色彩が見えました。特にアクロバットの揃え方は見事で、観る者を引きつけました。

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KADOKAWA DREAMS

一方、角川ドリームスのパフォーマンスは、初っ端のポージングから視覚的な緩急を駆使し、観る者を引き込む力がありました。角川ドリームスのパフォーマンスは、見せ方のストック、つまりアプローチの多様性が素晴らしかったです。パフォーマンスには1ミリも隙がなく、観る者を圧倒し、驚かせる要素が満載でした。ダンサーが列になっているところに手を置いて浮き、足で音を取るシーンは完璧で、そのスキルの高さに観客は感動しました。特に、彼らの作品の中での芸術性は高く評価されました。アクロバティックな演技の凄さも目を見張るものがありました。

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2nd Trial Match結果

しかし、ジャッジの評価は角川ドリームスに軍配が上がりました。それも、全ての票をもっていくという驚きの結果です。アルトリズムの作品は22−23シーズン作品の中でもトップクラスのできだったと個人的には思ってます。ただ、ドリームスの作品が視覚的な緩急を巧みに使い、圧倒的に観る者を引き込む力があったという点は否めないくらいのものでした。ダンスの魅力が凝縮されていると感じられ、観る者を感動させました。

 

FULLCAST RAYSERZ vs CyberAgent Legit - Semi Final 1:

セミファイナルは、FULLCAST RAYSERZとCyberAgent Legitの間で行われました。両チームともに、自身のスタイルを最大限に発揮し、観客を魅了するパフォーマンスを展開しました。

FULLCAST RAYSERZ

FULLCAST RAYSERZは、その独自のスタイルとエネルギーでステージを飾りました。彼らのパフォーマンスは、観客を引き込む力があり、そのエネルギーはステージ全体に広がりました。

レイザーズのパフォーマンスは、バレエとの融合という新しいアプローチ。「レイザーズの作品は、バレエとの融合、あるいはそれとのコラボレーションの方法が素晴らしかった。この作品は本当に素晴らしい」というジャッジのコメントがありました。また、「レイザーズの作品は、クランプとの組み合わせが部分的にはうまくいっている部分と、そうでない部分がある。もしコントラストがもっと際立っていたら、もっと効果的だっただろう」との意見もありました。

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CyberAgent Legit

一方、レジットのパフォーマンスも高く評価されました。

CyberAgent Legitは、その独特のスタイルと技術で観客を引きつけました。彼らのパフォーマンスは、観客を引き込む力があり、そのエネルギーはステージ全体に広がりました。特に、彼らのソロパフォーマンスは、観客を引きつける力がありました。

「レジットのパフォーマンスは、本当に素晴らしく、心からの叫び、このチャンピオンシップを掴む規則が感じられました。」との声が上がっています。また、「レジットのパフォーマンスは、時間の制御、速度、遅さ、停止の3つの要素が、チームとしての質が非常に高いことを示していました。」との評価もありました。

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1st Semi Final結果

試合の結果は、CyberAgent Legitが勝利を収めました。彼らのパフォーマンスは、観客を引き込む力があり、そのエネルギーはステージ全体に広がりました。特に、彼らのソロパフォーマンスは、観客を引きつける力がありました。

この試合は、両チームが自身のスタイルを最大限に発揮し、観客を魅了するパフォーマンスを展開したことで、ストリートダンスの舞台での熱い戦いを見せてくれました。これからも、FULLCAST RAYSERZとCyberAgent Legitの2チームの活躍に期待が高まります!

KADOKAWA DREAMS vs AVEX Royalbrats - Semi Final 2

2nd Semi Finalでは、KADOKAWA DREAMS(ドリームス)とAVEX Royalbrats(ロイヤルブラッツ)が対決しました。この試合では、両チームがそれぞれのスタイルと技術を駆使して、観客を魅了する一方で、ジャッジたちには難しい判断を迫りました。

KADOKAWA DREAMS

KDの作品は、意表を突く念仏チックなブレイクビーツに乗っかったパフォーマンス。今回のチャンピオンシップ作品のなかでも圧倒的に異彩を放つ作品でした。

恐らくSATSUKIさんがコレオを担当したのでは無いかと思える、極めて独自性の高いムーブがそこかしこにちりばめられた作品で、みている側としては「次に何がおきるの?!」と終始魅了される凄まじい作品でした。

冒頭の不気味な少しずつズレた動きから、最後数秒のSATSUKIさんの不思議でくるくると変わる表情まで、目が全く離せないもので、現地でみていても最後の最後まで大きな歓声が上がっているのが極めて印象的でした。

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ジャッジのコメントからは、ドリームスの優れたパフォーマンスが評価されていました。「ドリームスのパフォーマンスは本当に素晴らしく、一言で言えば、素晴らしいです。」との声が上がっていました。

斬新さとアプローチの仕方、そして覇気が評価され、彼らのパフォーマンスは非常に高い評価を受けました。情報量が多く、視覚的にも楽しむことができるとの意見もジャッジからでており、特に、彼らの振り付けや構成力、そして新しいアイディアが評価されました。ただし一部、情報量が多すぎて見る側が混乱する部分もあったとの意見もありました。

個人的にはこの作品が、ダンスも音楽ももっとも好きなチャンピオンシップのパフォーマンスとなりました!

AVEX Royalbrats

一転してRoyalbratsは極めて彼ららしいHappyな世界観を表現するもので、KDパフォーマンスとのギャップが大きい印象でした。

彼らのパフォーマンスは、遊び心とエンターテイメント性が評価されました。彼らの作品は観客を楽しませることに重点を置いており、その点で非常に高い評価を受けました。

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ただし、一部のジャッジからは、踊りが物足りないとの意見もありました。また、彼らの作品は新鮮さに欠ける部分があったとの意見もありました。

Semi Final 2 結果

最終的には、ジャッジたちはドリームスの作品を勝者としました。この試合では、ドリームスの優れたパフォーマンスと1stシーズン王者のロイヤルブラッツのクリエイティビティが見事に競い合い、観客を魅了しました。

Final:KADOKAWA DREAMS vs CyberAgent Legit

この壮絶なファイナルでは、KADOKAWA DREAMSとCyberAgent Legitが対戦しました。両チームともに、自身のスタイルを最大限に発揮し、観客を魅了するパフォーマンスを展開しました。

KADOKAWA DREAMS

まず、KADOKAWA DREAMS(ドリームス)について。

彼らのパフォーマンスは、8人全員の心の叫びとも言える、魂の2分間でした。そのパフォーマンスは、優勝を掴み取る気迫と執念全てが出ていると評され、観客を引き込み、突き刺さるような2分間でした。

ジャッジの一人は、「KDのパフォーマンスは、彼らの個々のスキルとチームとしての一体感を見事に示していました。彼らの動きは、音楽に完全にシンクロしており、そのエネルギーは観客に伝わっていました」とコメントしています。

また、別のジャッジは、「角川の方からそこまでブレない動きと表情、全てにおいてこのスタイルを確立していると感じました。シンプルにかっこいいという探求がよくできていました」と評価しています。さらに、「角川が一番曲もラップを使っていて、角川らしい本当に作品だったと思います。ソロはただ勢いのあるソロというだけでなく、引き込まれるようなソロを展開していました」と述べています。

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CyberAgent Legit

一方、CyberAgent Legit(レジット)もまた、その独自のスタイルと技術で観客を魅了しました。彼らのパフォーマンスは、契約を持って優勝を掴み取るという意志が体から出ていると評されました。ジャッジの一人は、「レジットのパフォーマンスは、彼らの技術的な能力と創造性を見事に示していました。彼らの動きは、音楽と完全に一体となっており、その表現力は観客を引きつけました」と評価しています。

じました。それは、彼らのパフォーマンスが持つ独特の魅力と、彼ら自身が持つ個性によるものでしょう。さらに、「レジットのパフォーマンスは、彼らの個々のスキルとチームとしての一体感を見事に示していました。彼らの動きは、音楽に完全にシンクロしており、そのエネルギーは観客に伝わっていました」と述べています。

リーダーのTAKUMIさんのソロも、凄まじいもので、会場中の空気がのまれる瞬間がありました。

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Final 結果

しかし、この試合の勝者となったのはドリームスでした。彼らのパフォーマンスは、そのエネルギーと一体感、そして音楽とのシンクロニシティによって、観客とジャッジを魅了しました。ジャッジの一人は、「ドリームスのパフォーマンスは、彼らの個々のスキルとチームとしての一体感を見事に示していました。彼らの動きは、音楽に完全にシンクロしており、そのエネルギーは観客に伝わっていました」と評価しています。

この試合は、ドリームスとレジットの両チームが、それぞれのスタイルと技術を駆使して競い合った舞台でした。その結果、ドリームスが勝利を収めることとなりましたが、レジットもまた、その技術と表現力で観客を魅了しました。これは、ダンスの世界での技術と表現力が試される舞台であり、その両方を見事に体現した試合でした。

Legitのメンバーも本当にやり切った表情をしており、みていてくるものがありました。

来シーズン、Legitにも本当に期待したいところです。

Dリーグ22−23チャンピオンシップ全Matchまとめ❗

すごすぎる戦いとかしかいいようのない、圧倒的なパフォーマンスの連続に、会場中がのまれていました。

すべてのチームが自身のスタイルを最大限に発揮し、観客を魅了するパフォーマンスを展開したことで、ストリートダンスの舞台での熱い戦いを見せてくれました。

すべてのDリーガーを愛し、リスペクトしています。

23−24シーズンの、魅力的な日々が楽しみでなりません!

 

ダイジェスト動画はこちらです。

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